2023年度第1回東日本エリア会議

2022年12月22日(木)~23(金)にかけて2023年度第1回東日本エリア会議を開催しました。

DAY 1:情報交換会 出席者19名(対面17名、リモート2名)

今回はアズビル(株)東北支店(仙台)を本会場とし、対面とリモート(Zoom)併用の開催となりました。対面での参加者が増えてきたこともありますが、ハイブリッド開催の良さを活かした有意義な情報交換会となりました。

各単組・企業の状況共有から始まり、皆で事前に出し合った「今、気になっているテーマ」への回答の共有を中心に、多くのディスカッション・質疑を行いました。
今回は、物価上昇局面での2023春闘に向けた情報交換が主になりましたが、物価上昇分の要求についての考え方や、会社との要求・協議のやり方、一時金の交渉における業績連動の考え方、学歴ごとの初任給水準、など数多くのテーマが集まりました。

また、タイムリーな話題だけではなく、情宣でのSNSの活用状況や、年間のカレンダー設定協議など、労働組合としての継続的な課題など、様々なテーマについて幅広い情報共有・意見交換がされました。

会議終了後には夕食会も開催し、仙台グルメとともに、情報交換会以上?の交流会となり、東日本エリアメンバーのネットワークがますます強化されたDAY1となりました。

DAY2:見学・視察 出席者11名

2日目は、現地の見学・視察を行いました。

・JAXA角田宇宙センター

人工衛星を大気圏外まで運ぶロケット。このロケットの心臓部となるエンジンの研究・開発を行っているのが角田宇宙センターです。H-ⅡAロケット等に搭載する液体ロケットエンジンの研究開発および試験を行うほか、人工衛星用の液体アポジエンジンや小型球形個体ロケットモータの研究開発も行うなど、日本のロケットエンジン技術の向上に貢献しています。

宇宙センターの職員の方にガイドいただき、宇宙センターの歩みや、ロケットエンジン・燃料タンクの実物などを見学しました。

・被災地見学(亘理町)

東日本大震災において、亘理町は震度6弱を観測し、それに伴う大津波で町の約48%が浸水し、306名もの尊い命が奪われました。このような悲劇を二度と繰り返さないために、震災の記憶を構成に語り継ぐことにより、多くの方に防災意識を持ってもらいたいという思いで「3.11震災語り部の会ワッタリ」は取り組みを続けています。

震災記録映像のDVDを観たあとに、語り部の方に当時の雰囲気や、実際に体験されたことをお話いただきました。また、実際に復興の道を歩んでいる街並みや、鎮魂の記念碑、今後のもしもの時に備えて整備された避難公園などをバスで巡り見学しました。

いずれの見学・視察も、現地でその空気を肌で感じながら、見たり、聞いたりすることで、当時の実際の雰囲気や、関わられている皆さんの気持ちまで伝わってくるような貴重な経験になりました。参加された皆さんも、ありがとうございました。

2023年度第2回西日本エリア会議

2023年4月5日(水)にJAM電機部会2023年度第2回西日本エリア会議を開催しました。新型コロナの感染症法上の位置づけが、5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行する事が決まり、JAM電機部会西日本エリアの活動範囲を広げて、今回は、電機部会元事務局長の井上様(島津労組元副組合長)のご厚意とお取り計らいにより、島津製作所 基盤技術研究所(けいはんな)にて、8単組17名の方に参加頂き、研究所の見学と、エリア会議の開催をしました。最初の研究所見学では、みらい共創ホールにて、建物ができたプロセスや、建物のイメージを掴んでもらう為に、井上様よりパワーポイントにて説明を頂きました。その後の研究所の見学では、説明で有った現場研究員の皆さんからの要望で、欲しい物事をすべて取り込んだ、この様な所で働きたいと思う事を具現化した、様々な(スペース)の見学をしました。建物は、3つのエリア(ラボ・リフレッシュ・オフィス)を通りで分けられており、3つのエリアを行き来することによって、働く人の意識を変える構造に建てられています。(SHIMADZUみらい共創ラボは第35回日経NEWオフィス推進賞を頂いているそうです。)

エリア会議では、最初に、議長、部会長より、研究所見学の受け入れをして頂いた島津製作所、島津労働組合への感謝と、歴史的なベースアップ春闘である事、コロナ禍が明けつつあり、皆さんと交流できる機会が増え、懇親を深め益々のエリア、電機部会の発展を目指していきたいと、挨拶を頂きました。次に、JAM本部より春闘の進捗状況報告が有り、例年にない高いベースアップ水準になっている事、例年なら水準が徐々に下がっていくのだが、今回は下がっていない事が伝えられた。各単組報告、情報交換会では、今回初めてエリア会議に参加するメンバーがおられましたので、参加者全員に自己紹介を含めた各単組の春闘状況や組織課題などについて意見交換をしていただきました。話題に上がった件名は、定年延長について、初任給引き上げについて、業績連動について、若手社員の退職についてなど、各単組ではどのように取り組んでいるかの意見交換、情報共有を行いました。最後に、電機部会として、まじめさ楽しさをしっかりと実行して、みんなで部会を盛り上げていきたいと思っていますので、引き続きのご協力をお願いする。と事務局長の挨拶で会議を絞めて戴きました。

懇親会も、大変盛り上がり、西日本エリアの結束を図れた、有意義な会議開催でありました。準備していただいた島津製作所、島津労働組合の皆様には、大変感謝いたします。ありがとうございました。

2023年度第1回中部エリア会議

中部エリア会議は3月24日(金)、2023年度第1回目のエリア会議を開催しました。今回も対面とオンラインのハイブリット形式で行い、10単組14名が参加しました。

冒頭の挨拶で佐藤中部エリア議長は、「コロナ禍の制限も解除されてきており、対面で多くの皆さんと顔を合わせることができて嬉しく思う。エリア会議は肩ひじ張らずに自由に意見交換できる場にしたいので、気楽に参加してもらいたい」と参加者に呼びかけました。

会議では、各組織の企業状況、春闘の交渉状況、組織課題等の共有と意見交換を行いました。意見交換では、初任給是正に対する考え方や、各組織での組合費のあり方についてなど、活発な議論が交わされました。

その後は懇親会の会場に場を移し、久しぶりにアクリル板越しではない交流を楽しみながら、次回の労使研修会の幹事エリアとしての決意を共有することができました。

次回のエリア会議は7月~8月を予定しています。

会議の様子

オンラインでも参加

3年ぶりの対面!!リアルとオンラインのハイブリッド開催!! 巷で注目される「心理的安全性」について労使で理解を深める 第1回労使研修会(2023.2.12~13)

2023年2月12日(日)友愛会館およびWeb会議システム(Zoom会議)のハイブリッドにて、2023年度第1回労使研修会を開催し、45名(労側35名、使側9名)の方が参加しました。

■スケジュール■
2月12日  講演会・(労使)情報交換会:友愛会館(東京)、夕食懇親会:東京プリンスホテル
2月13日  施設見学:高エネルギー加速器研究機構(KEK)(つくば)

■参加者■
<労側>30単組・35名
<使側>8企業・9名

■講演の主旨と概要■
人材育成・組織開発などにおいて「心理的安全性」の注目が高まっています。コロナ禍で加速した市場の変化に伴い、企業は事業変革が求められ、新たな価値創造や更なる生産性の向上が求められるようになりました。また、私たちの労働環境も変化し、テレワーク(リモートワーク)が本格導入されたことによるチームのコミュニケーション不足が課題となり、昨年の講演テーマでもあったメンタルヘルス不調、若手社員の離職、ハラスメントの増加、などにつながっている面もあります。
労働環境を問わず、生産性を向上しチームで目標を達成する、そのために誰もが気がねなく発言でき活発に議論できる組織風土づくりが今各企業に求められており、労使共通の課題にもなっているのではないでしょうか。そもそも「心理的安全性」とは、(堅苦しい言い方をすると、)チーム内で発言や指摘をしても(それが的外れな意見であっても)他のメンバーに拒絶や非難される不安がなく、安心して意見を発せられる状態を指しており、人間関係の悪化を招くことがない安心感が共有されていること、単なる仲良しチームではなく、目的達成のために安心して活発に意見交換ができるチームであること、という概念だそうです。
この「心理的安全性」について、かみ砕いてわかりやすく戸村先生にご説明いただこうと思っています。本講演が皆さまの組織の発展につながることを期待しています。労使共に、多く方の参加をお待ちしております。

●はじめに
「今年度はリアルにこだわりたい」との総会にて確認された通り、労使研修会として3年ぶりに対面開催となりました。ただ、コロナ禍が収まったわけではなく、各社各労組で対応がさまざまな状況である中で、オンラインも併用したハイブリッド型での開催としました。
以下にその様子を報告します。

●労使代表幹事あいさつ
まず、熊谷労側代表幹事からは「休日の中出席いただき感謝する。3年ぶりの集合型で皆さんにお会いできてうれしく思う。今回は対面出席が難しくオンライン出席の皆さんもお会いできるのを楽しみにしている。まずはトルコシリアの大地震の被災者にお見舞い申し上げる。そしてロシアウクライナ侵攻や中国ロックダウン、部材難入など先々の不安定感が増す中、さらにエネルギーや食費をはじめ物価高騰もあり、春闘にて賃上げの労使交渉を真摯にお願いする。そして講演は3年連続、もうおなじみの戸村先生に心理的安全性についてお話しいただく。今回はリアル戸村先生ということで、先生よろしくお願いする。そして明日は私のワガママもあって素粒子の最先端研究施設である高エネルギー加速器研究機構(KEK)の施設見学である。懇親会を含めて、まじめさ楽しさ盛り合わせの労使研修会となるようご協力をよろしくお願いする。」とご挨拶いただきました。
また石井使側代表幹事からは「コロナ禍でもリアル開催できることになって喜ばしいことである。着実にアフターコロナに向かっており、会社も少しずつ進めていかないといけない。賃上げについては、物価高もあり対応必要だが、先々の不透明な状況の中会社としてどうしようかと思っている。従業員の生活を守るため、当面の賃上げ、先々の人的資本投資、などなどこの後の情報交換会も有意義なものとしたい。講演内容の心理的安全性についてはハラスメント対応をどうしたらいいのか課題に思っているところも多い。従業員がどうすれば会社でより活躍してもらえるのか考えるヒントとなれば。」とご挨拶いただきました。

 

●講演
今回の講演は、
◎テーマ:心理的安全性への向き合い方 ~労or使ではなく人間として大切な取り組み
◎講師:日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 戸村智憲さま
でした。
3年連続でご登壇いただいた戸村先生。今回は初のリアル戸村先生でしたが、心理的安全性について人間としての大切な概念であること、経営的あるいはダイバーシティの視点での心理的安全性を高めるための組織づくりには、相手を責めずに問題を解決することが重要であること、心理的安全性を高める戸村流「ベクトル&ガードレール・アプローチ」の紹介など、今回においてもわかりやすくお話しいただきました。

●情報交換会
講演の後は、労使でそれぞれ分かれて情報交換を行いました。(労側:春闘関連の情報交換、使側:JAM春闘方針説明・情報交換、他)
労側では、これから迎える春闘に向けて物価高騰を踏まえた要求案の方向性なども情報交換しました。情報交換会の中で、最近特に若手社員の離職が増えていることが各労組共通の悩みとしてありました。今後、これらの悩みに対する研修会の講演テーマとして考えていければと思っています。

 

●施設見学会
2日目は、まだ工場見学を再開している企業がない中、施設見学会として茨城県つくば市にある高エネルギー加速器研究機構(KEK)を見学してきました。素粒子の最先端研究施設でしたが、浜松ホトニクスをはじめ電機部会加盟企業も関係する施設で身近に感じられました。

 

●さいごに
久しぶりの対面開催、皆さんにお会いできてうれしい反面、最初どう接すればいいか戸惑いを感じた部分もありましたが、すぐに皆さん、コロナ前の関係を取り戻せたようでした。今年度はリアル開催にこだわって、次回以降も対面開催を基本としますので、皆さんとお会いできればと思っています。電機部会としては今回、オンラインとのハイブリッド開催というはじめてのケースの中、企画・準備・運営いただきました東日本エリアの皆さま、伊藤担当、ミヤコ国際ツーリストの田中さまに感謝申し上げます。
(記:事務局長 松本康)

KEK集合写真

2023年度第1回西日本エリア会議

2022年11月9(水)にテラサキ労働組合の組合事務所にてJAM電機部会2023年度第1回西日本エリア会議をリアル(対面)にて開催いたしました。

前日11月8日に大阪府では警戒度「黄信号」に引き上げられましたが、感染防止対策を実施した上で、7単組10名の方にご参加いただきました。議長、部会長からのご挨拶では、10月30日に行われました電機部会総会参加の御礼と、エリア会議、リアル参加で久々に皆さんにお会いできてうれしい事。WEBとリアルを使い分けて、しっかりと感染対策を実施して、出来る時には、リアルでの会議を実施していきたい事。物価上昇がガンガン来ている春闘では、組合員の生活を守る為、しっかりと要求していきましょう。そして、懇親会での料理は、中華の料理長(陳 歩 梨泰院)さんに振る舞ってもらう事の、お話を頂きました。本部報告では、津田弥太郎さん旭日重光章の受章についてと、連合方針をベースとして、各産別の春闘方針進捗状況についての報告をして頂きました。

単組報告では、今回もリアル対面で、初めてエリア会議に参加するメンバーもおられましたので、自己紹介を交えた報告をして頂きました。各単組からの報告内容は、営業みなし労働、営業手当、サービス手当、借上げ住宅、社宅に住める資格、出張手当、業務提携、資本提携、有給の付与、賃上物価上昇、若年層の離職、高齢者雇用、積立年休制度、価格転嫁、年間労働日数、など多くの内容について、西日本エリアで情報の共有を図り意見交換を致しました。会議の後、懇親会をテラサキ労働組合事務所にて開催し、おいしい(陳 歩 梨泰院)さんの手料理を堪能しながら懇親をさらに深めました。そして、交流会では楽しさてんこ盛りで、おおいに盛り上がり、西日本エリアの結束を図れた、有意義な会議開催でありました。準備していただいたテラサキ労働組合の皆さま、料理長(議長)には、大変感謝致します。ありがとうございました。

2022年度第3回東日本エリア会議

2022年10月8日(土)に第3回東日本エリア会議を開催しました。
今回はアズビル(株)大崎事業所(東京)を本会場とし、対面とリモート(Zoom)併用のハイブリッド開催となり、計14名(対面10名、リモート4名)が参加し情報交換を行いました。

今回も、皆で事前に「今、気になっているテーマ」を出し合い、その回答の共有を中心に、多くのディスカッション・質疑を行いました。
ディスカッションのテーマとしては、各単組・企業の状況共有のほか、エルダー社員(高齢者)の雇用状況、闘争積立金の積み立て状況、JOB型の人事制度導入状況、テレワーク制度の導入にあたってのポイント、物価上昇への対応状況、執行部の選出方法、など数多くのテーマ挙げられました。
今回も、タイムリーな話題だけではなく、労働組合としての継続的な課題など、様々な内容について幅広い情報共有・意見交換がされました。また、残念ながら当日は出席できませんでしたが、事前に回答を共有していただいた方もいたり、皆さんの協力により有意義な情報共有の場となりました。

対面開催を再開し、電機部会らしい「(まじめさ楽しさ)盛り合わせのてんこ盛り」の部会活動により、最も活動的な部会をめざそう-電機部会第24回総会・電機部会労使会議第23回総会(2022.10.30)

2022年10月30日(日)Web会議システム(zoom会議)にて、JAM電機部会第24回総会・JAM電機部会労使会議第23回総会を開催しました。
★参加人数★
【部会第24回総会】労側:27単組・34名
【労使会議第23回総会】労側:27単組・34名、使側:8企業8名

●はじめに
部会活動として、各エリア会議では少しずつ対面での開催を行ってきましたので、今年の総会はなんとしても対面で開催をしたかったのですが、まだ新型コロナウイルス感染の終息は見えず、各社各単組の対応も定まっていない中で、労使が出席する総会であることを踏まえて、やむを得ず、今年の総会も昨年と同様にWeb会議システムを用いたオンラインでの開催としました。来年こそは対面での開催を行いたいと感じた総会でした。以降で総会の様子を報告します。

●第24回総会
総会の冒頭では、熊谷部会長より「コロナ感染者は減ってきているが、今年もオンラインでの開催となったこと恐縮する。各社各単組で対応が定まっていない中、使側を含めての総会であることを鑑み集合開催は難しいと判断し昨年と同様にオンラインでの開催とした。一年間お会いすることなく過ぎてしまったが毎年言っているが来年はぜひみんなと会えることになれば。いずれにせよ部会活動は集合とオンラインを併用しながら今年も電機部会らしく『(まじめさ楽しさ)盛り合わせ』がてんこ盛りの活動を継続していきたい。また村田きょうこの取り組みに感謝申し上げる。なお、本日で退任される方が3名いらっしゃる。一度もお会いすることなく退任される方もおられるが大変お世話になった。また、新任の方、一緒に活動していきたい。」とご挨拶がありました。

本総会では2023年度の活動方針・活動計画が議案の中心となりました。”電機部会らしく”をモットーに、今年は集合型の開催を基本として、『「(まじめさ楽しさ)盛り合わせ」のてんこ盛り』の活動を継続し、業種別部会の中で一番活発な部会をめざそうということを満場一致で確認されました。同様に、他の議案(文末参照)についても満場一致で確認されました。

なお、本総会を持って、電機部会の役員を3名の方が退任されました。
幹事:武田英己さん、清水良幸さん、田中好さん
これまでの部会におけるご活躍に感謝いたします。

●労使会議第23回総会
冒頭、熊谷労側代表幹事より「今年もオンラインでの開催であり、この一年は労使幹事会も書面開催となってしまい申し訳ない。今年は対面開催を進めていきたい。村田きょうこの当選に向けた労使での取り組みに感謝する。これから政策制度実現の取り組みを進めていきたいし使側もご協力をお願いする。また20周年記念事業も状況を見ながら検討を進めていく」とご挨拶がありました。
また、石井使側代表幹事より、「休日であるにも関わらず感謝申し上げる。コロナ感染状況は今落ち着いているというもののまた増加傾向にある。状況を見極めながらも、皆さんと交流を深められるとよい。社会情勢は不安定であるが、労使でしっかりと話をして何が最も従業員・組合員を守り、会社の業績につながるかを考えていく必要がある。また生産性の向上、人的資本の情報開示への対応など取り組むべき課題もあり、部会を通じて様々な情報交換を進めていきたい」とご挨拶をいただきました。

さらに、JAMの安河内会長にも労使会議の総会にお越しいただき、「日頃は電機部会としてJAMの活動にご理解ご協力いただき感謝する。また夏の参議院選挙の取り組み、村田きょうこを国会へ送ることができ感謝する。村田きょうこは新人ながら既に大活躍している。そして春闘である。連合方針は、足元の物価上昇だけを見て5%という方針を言っているわけではない。日本の将来、ものづくり産業の今後のことをふまえてのことであり、こういう状況下であることを鑑み、労使が真剣に建設的に話し合ってもらいたい。リモート開催であるが、力強い活動方針を確立いただければ。」とご挨拶を頂きました。
なお、全ての議案については満場一致で確認されました。

また本総会にて、1名の方がご退任されました。
使側幹事:加藤肇さん
これまでの部会におけるご活躍に感謝いたします。

【議事】JAM電機部会第24回総会
1.主催者代表あいさつ
2.JAM本部代表あいさつ(労使会議総会の中で一括)
3.報告
(1)2022年度活動報告
(2)2022年度一般会計・分担金会計・特別会計報告
(3)2022年度分担金会計・特別会計 監査報告
4.議案
(1)2023年度活動方針・活動計画に関する件
(2)2023年度予算に関する件
(3)役員交代に関する件
(4)表彰に関する件

【議事】JAM電機部会労使会議第23回総会
1.主催者代表あいさつ(労側・使側)
2.JAM本部代表あいさつ
3.報告
(1)2022年度活動報告
4.議案
(1)2023年度活動方針・活動計画に関する件
(2)役員交代に関する件

(記:事務局長 松本康)

2022年度第2回西日本エリア会議

2022年6月17(金)にテラサキ労働組合の組合事務所にてJAM電機部会2022年度第2回西日本エリア会議をリアル(対面)にて開催いたしました。当日は、気温30度近くまで上昇した大変暑い中、6単組10名(+1名OB)の方にご参加いただきました。議長、部会長からのご挨拶で、久々の対面での実施で、まじめさ、楽しさ、盛り合わせのてんこ盛りで、電機部会らしさ(西日本)を出していきましょう。そして、本部報告では、村田きょうこのお願いと、他労組の取り組み事例報告をして頂きました。今回は、久々の対面で、初めて電機部会に参加するメンバーも多くおられましたので、まずは、全員の自己紹介から始め、会議では、各単組の近況報告、春闘、政策実現取組等、の意見交換を行い、情報共有を図りました。会議の後、懇親会をテラサキ労働組合事務所にて開催し、おいしい手料理を堪能しながら懇親をさらに深めました。そして、交流会では楽しさてんこ盛りで、おおいに盛り上がり、西日本エリアの結束を図れた、有意義な会議開催でありました。準備していただいたテラサキ労働組合の皆さま、議長には、大変感謝致します。ありがとうございました。

コロナ禍で顕著化したメンタル不調の増加!部会長によるメンタルヘルス講習会を開催して、ストレスをコントロールするセルフマネジメントの基礎を学ぶ-第2回労使研修会(2022.6.5)

2022年6月5日(日)Web会議システム(Zoom会議)にて、2022年度第2回労使研修会を開催し、54名(労側45名、使側9名)の方が参加しました。

■研修会の主旨と概要■
長く続くコロナ禍による制限や自粛は、テレワーク勤務やリモート会議など私たちの働く環境や働き方を大きく変化させると同時に、メンタルヘルス、ハラスメント、若手社員の離職など、コミュニケーションに起因する新たな課題を生みました。そこで、前回の第1回労使研修会では、日本マネジメント総合研究所合同会社の戸村智憲先生をお招きして、これらの課題を私見を交えてわかりやすくご説明いただきました。参加者からは、有意義な講演だったと好評な声があったと同時に、続編としてメンタルヘルスの具体的な対策・対応を聞きたいという声がありました。
一方、会社労使としても、「健康経営」、「ウェルビーイング」の他、最近世間では「アンガーマネジメント」、「レジリエンス」、「マインドフルネス」などセルフマネジメントに関するキーワードが取り上げられており、変化の大きい時代に企業価値を高める重要な経営テーマとなっています。
そこで、今回の研修会では、メンタルウェルネストレーニング指導者の資格を保有する、我らが熊谷部会長によるメンタルヘルス講習を実施します。内容としては、まずエゴグラムでご自身の状態に気付き、思い方の練習や自律訓練法の実践などを通じてセルフマネジメントの基本を学ぶと同時に知見を深めていただきたいと思います。脳科学を根拠としており、実践によってその場で効果を確認していただけます。仕事や人間関係のストレスをコントロールして、心と身体の健康を維持することは、現代社会の必須スキルになっていると思います。
研修会を通じて、自組織での取り組みの参考になれば幸いです。

●はじめに
コロナウイルス感染症はまだまだ終息の目途はたっていませんが、2年以上続くとコロナウイルスとの付き合い方にもだいぶ慣れてきました。電機部会としても、感染対策を徹底した上でのリアル開催を検討してきたのですが、今年度中は無理にリアル開催をせず、お楽しみは次回以降に取っておこうということで、今回もオンラインでの開催となりました。
そして内容としては、前回1月に開催した労使研修会の中で、続編としてメンタルヘルスの具体的な対策・対応を聞きたいという声がありましたので、そこで今回は我らが熊谷部会長がメンタルウェルネストレーニングの資格をお持ちということで、部会長によるメンタルヘルス講習としました。
また研修会終了後、労側ではオンライン懇親会としてクイズドレミファドン!を開催し、盛り上がりのうちに終了しました。
以下にその様子を報告します。

●労使代表幹事あいさつ
まず、熊谷労側代表幹事からは「お休みのところ出席いただき感謝する。一時期感染者数は落ち着いていたので今回こそリアルでの開催をしたいと思っていたが、まだ各社各企業で対応が異なる中で、今回もリモート開催とした。ぜひ次回以降は会えると良いと思う。コロナ禍で在宅勤務が増え、メンタル不調も増えたように思う。そこで本日の内容は、前回戸村先生の講演を踏まえてメンタルヘルスの具体的な事例を要望する声もありましたので、カシオ労組での経験がご参考になればと思い僭越ではありますが、講師を務めさせていただいて、メンタルヘルス講習会という形で開催させていただくことにしました。よろしくお願いしたい。」とご挨拶いただきました。
また石井使側代表幹事からは「さきほどお子さんの声が聞こえてきたりと本日は休日で家族団らんの時間なんだと思った。貴重なお時間にお集まりくださり感謝する。弊社でもコロナ禍で在宅勤務が増えたが、今は週2回以上の出社勤務を行っている。在宅勤務はコミュニケーションがとりにくく、上司の目が行き届かない。人材育成の観点からも地盤沈下を起こす可能性がある。こういう時にはセルフケア、セルフマネジメントが大事である。今回のテーマは、非常にタイムリーで楽しみにしている。」とご挨拶いただきました。

●メンタルヘルス講習会
今回は、メンタルウェルネストレーニング指導者1級の資格をもつ熊谷部会長による「元気になるセミナー(メンタルウェルネストレーニング編)」でした。
具体的な内容は、脳科学からアプローチする心(メンタル)の健康(ウェルネス)を維持増進するためのトレーニングで、まずは現在の自身の心の状況(エゴグラム作成)を把握したうえで、セルフマネジメントし、「テンポ116」、「よかった!ありがとう!」、「緊張をリラックスに代える」、などなど心を良い状態へと導くためにトレーニングする実践方法を学びました。お話一辺倒ではなく、実践もあり、個人的にも実践する中で非常にリラックスしてセミナーを聴講できた気がしています。
今回の内容は、時間的なものもあり、一部内容を削って開催されたとのことで、フルバージョンでぜひやってほしいという意見もありました。

●労側オンライン懇親会(村田きょうこもいっしょに)
午後からは労側のみの懇親会として、村田きょうこも参加した形で、ミヤコ国際ツーリストのご協力を得て、クイズドレミファドン!を開催しました。昨年のオンラインバスツアーでは、オンラインでここまで出来るのかと大好評だったわけですが、一方で、参加者間の交流が難しいという声もあったため、参加者間で交流できる仕掛けを検討し、今回の企画となりました。途中、回線のトラブルはあったものの、ほとんどの方が最後まで残って楽しんでいただけたと思っています。
なお、今回の企画は、仁木副部会長とミヤコ国際ツーリストさんの方で、ほんと一から企画を考えて準備してもらってという完全手作りのイベントでした。お忙しい中で何度もリハーサルを重ねていただいたと思います。仁木副部会長とミヤコ国際ツーリストの上原さん・田中さん、本当にありがとうございました。

■村田きょうこあいさつ全文■
本日は午前中に「元気になれるセミナー(メンタルウェルネストレーニングセミナー)」をされていたとお聞きしました。私が10年間、国会議員の秘書をしてる時、特に新型コロナウイルス感染症が問題になってからは、組合員の皆さんから「リモートワークが続いてちょっとメンタルが…」という相談がすごく増えました。そういう現状にあることを議員事務所から厚生労働省にも伝えて「リモートワーク、リモートワークと言うのはいいけれど、そうした心のケアも大切です」という話もさせてもらいました。
先ほど私の紹介の中で早稲田大学に行っていたという話もしていただきましたが、早稲田大学に入ったのはその”心”についての勉強をしたい、「元気になれる」ことを勉強したいと思ったのがきっかけでした。その前に、東京大学に入った時は、厚生労働省の「子育て支援」「医療」あるいは「労働」といった、私たちの暮らしに密接に関わっているこの厚生労働省で働きたいと思って勉強していました。政策の勉強をどうやってきたかというと、例えば「市町村の合併」がありました。「平成の大合併」と言ってましたが、地方の人口は減り、自治体の財政も厳しくなっているから、まわりの市・町が一緒なりましょう、という政策が取られました。実際にそうした合併をしてどうだったかをそこに住んでいるお年寄りの方に話を聞きました。そうしたら「人の数も減ってるし、お金もない、それもわかるから市町村合併は仕方なかったんでしょう。でも、住んでる者にとっては昔から馴染んでいた地名がなくなったり、これから地域のコミュニティがどう変わっていくのか不安ですよね」って言われたんです。その時、今まで自分が政策を考える時は、人の数がどうか、お金(財政)がどうか、といった数字ばかり見ていたけれど、一番大事なのはそこに住んでる皆さんが安心できるのか、元気になれるのか、そういった”心”が大事なんだと強く思い、早稲田大学で心理学の勉強をしてきました。
そういった意味でも本日の「元気になれるセミナー」はとてもいいセミナーだと思います。私は今度は政治の場から皆さんが心から安心できる、元気になれる、そういった政策を実現するために頑張っていきたいと思っています。

●使側情報交換会
使側においては、情報交換会を開催される予定でしたが、zoomの機能制限により、情報交換会はできなかったとのことです。使側の皆様におかれましては、貴重な情報交換会の場であるにも関わらず、このような事態となってしまったこと大変申し訳ございませんでした。今後こういう事態が起こらないように気をつけますので、引き続き、部会活動へのご理解ご協力のほどどうぞよろしくお願いします。

2022年度第2回東日本エリア会議

2022年5月22日(日)に第2回東日本エリア会議を開催しました。今回は友愛会館を会場とし、対面とリモート(Zoom)を併用したハイブリッドでの会議開催となりました。参加者は対面が10名、リモートが3名の計13名となりました(直前に対面での参加に切り替え、急遽駆けつけてくれた方もいらっしゃいました)。

今回も皆で事前に出し合った「今、気になっているテーマ」を中心に、多くのディスカッションを行いました。春闘での取り組み経過や「村田きょうこ」を応援する取り組みの共有、昨今の物価上昇についての対応や、ペーパレス化への検討状況、SNSの活用について、といったタイムリーな話題の他、労働組合への参画率向上や次期役員の育成といった過去から引き継いできたテーマなど、幅広い議案が集まりました。欠席された方も事前に回答を共有していただくなど、対面とリモートの併用だけではなく、多くの意見交換を行うことができました。

まだまだコロナ禍ということもあり、各単組や地域により様々な状況がある中での会議開催となりましたが、今できる最大限の有意義な場になったと思います。皆さま、貴重な場づくりに参画いただき、ありがとうございました!