2023年度第2回中部エリア会議

中部エリア会議は10月13日(金)、2023年度第2回目のエリア会議を開催しました。今回は久しぶりに完全対面形式で行い、8単組13名が参加しました。

会議は岐阜駅周辺のレンタルスペースを貸し切り、各組織から企業状況や単組の状況、秋闘の要求内容等についての報告、情報交換から始まりました。各単組からは、コロナ禍から日常を取り戻しつつあることから、各種交流行事が再開できてきたという明るい話題が共有されたり、それぞれの組織の制度内容などについて積極的な情報交換ができました。

会議の様子①

会議の様子①

会議の様子②

会議の様子②

その後の意見交換の中では、安全衛生の観点から36協定内容や長時間労働是正の取り組みについて各社の様子を確認したり、為替変動に対する海外出張日当のあり方についての意見交換がされ、有意義な時間はあっという間に過ぎていきました。

その後は懇親会として犬山に移動し木曽川の鵜飼遊覧で交流を深めました。屋形船で木曽川を遊覧しながら美味しい折り詰めに舌鼓を打ち、美しくライトアップされた犬山城を背景に久しぶりの対面交流を楽しみました。初めて見る鵜飼は幻想的でありながら、紐に繋がれた10羽の鵜たちが次々と潜っては魚を飲み、引き上げられては魚を吐く光景を見ると、鵜たちの過酷な労働条件にやや心を痛めました。「鵜たちの世界に労働組合があったら、鵜匠たちと団体交渉をするのだろうか…」と想像しながら、鵜飼遊覧を通じて労働組合の大切さを気づかせようとする佐藤エリア議長の思慮深さに心を打たれ、本年度2回目のエリア会議は膜を閉じました。

屋形船

屋形船

屋形船での懇親会

屋形船での懇親会

鵜飼

鵜飼

次回のエリア会議は、新年度12月~1月を予定しています。

どこよりも早い2024春闘に向けた取り組み!!労使でこれからの春闘と政策制度について考える研修会に 第2回労使研修会(2023.8.20~21)

2023年8月20日(日)友愛会館にて、2023年度第2回労使研修会を開催しました。
また翌日21日(月)は国会見学および国会議員との懇談を開催しました。
44名(労側37名、使側7名)の方が参加しました。

■スケジュール■
8月20日  講演/パネル討論・(労使)情報交換会:友愛会館、
夕食懇親会:ホテルニューオータニイン東京
8月21日  施設見学:国会議事堂、
国会議員(泉ケンタ議員、北神けいろう議員)との懇談

■参加者■
<労側>26単組・37名
<使側>6企業・7名

■開催趣旨と概要■
今年の春闘は歴史的な物価高を背景に、当面の物価高への対応のみならず人材確保、価格転嫁など中長期的な視点も踏まえて各労使が真摯に交渉した結果として、3%を超える賃上げ率につながったとされており、転換点になり得る春闘であると言われています。
さて、春闘は来年以降どうなっていくのでしょうか。私たち労使はそれぞれどうしていけばよいのでしょうか。
そこで今回の労使研修会は「これからの春闘を考える」をテーマに、外部の専門家・有識者をお招きし、また労働組合を代表し安河内会長も交えた形でそれぞれの立場でこれからの春闘についてパネルディスカッション形式でお話をいただきます。各企業の労使が来年以降の春闘について共通認識をもつきっかけになればと思います。
また、国会見学およびこれに合わせて国会議員との懇談の場を設定いたしました。国政では、私たち労使が春闘を通じて交渉してきた賃上げ、物価高対策、価格転嫁対応をいったいどのように捉えられているのでしょうか。国会見学はもちろんのこと,国会議員と接点がもてる大変貴重な機会でもあります。ぜひとも労使そろってのご参加をどうぞよろしくお願いします。

●はじめに
新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、今回はオンラインとのハイブリッド開催ではなく、対面のみの完全リアル開催となりました。
以下にその様子を報告します。

●労使代表幹事あいさつ
まず、熊谷労側代表幹事からは「猛暑の中、またお休みのところ集合いただき感謝する。コロナが落ち着いたとは言わないが、皆さんにお会いできるようになりうれしく思う。これからますます部会モットーであるまじめさ楽しさ盛り合わせの部会活動ができるようにしていきたい。今回の労使研修会も面白い内容になっている。今年は物価上昇がある中での賃上げ実現で潮目の春闘と言われているが、来年以降継続できるように専門家・有識者をお招きして、「これからの春闘を考える」をテーマにパネル討論をしてもらう。また明日は国会見学と国会議員との懇談もある。楽しみにしている。」とご挨拶いただきました。
また石井使側代表幹事からは「本日まで夏季休暇のところもある中で集合いただき感謝する。これからの春闘を考えるというテーマであり、会社としても人的資本投資、今後の物価上昇の社員への影響、など今年の春闘を通じて課題としてとらえている。これから人事施策として考えていかないといけないテーマであり、考えるヒントとなれば。」とご挨拶いただきました。

●基調講演/パネル討論
今回は、
◎テーマ:これからの春闘を考える
◎基調講演:公益財団法人 日本生産性本部 特別参与 澤田 潤一さま
◎パネル討論
パネリスト:公益財団法人 日本生産性本部 特別参与 澤田 潤一さま
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
リサーチアソシエイト 松上 隆明さま
一般社団法人 成果配分調査会 代表理事 浅井 茂利さま
ファシリテータ:JAM会長 安河内 賢弘
でした。
冒頭、澤田さまより基調講演をいただいたうえで、安河内会長がファシリテートしながらパネル討論を行いました。
国際社会の中で再び日本が輝きを取り戻すためには女性の活躍がポイント、最低賃金や企業間格差の問題解決は賃上げと価格転嫁、そしてカイゼンによる生まれた原資を前向きな投資に向けること、ストライキの意義はストするということではなく緊張感のある労使の交渉が重要であるということ、などなどのお話がありました。
最後に、春闘に関してJAMに期待することをお一人ずつお話しいただき、「賃金全数調査と個別賃金要求の推進」、「春闘の社会的相場形成、その旗振りをJAMも」、「中小企業が元気になることが重要、それが日本が元気になっていく」とのお話をいただきました。

 

●情報交換会
講演の後は、労使でそれぞれ分かれて情報交換を行いました。
労側では、事前に「情報交換会で取り上げて欲しいテーマ、聞いてみたいこと」をアンケートし、その内容に回答をする形で進めました。
組合の女性役員比率、定年延長の取組状況、ハラスメント発生時の対応、コロナ明けのテレワーク制度の実施状況、副業時の労働時間管理などについて情報交換しました。
他、事前アンケートでは,引き続き、若手社員の離職については各労組共通の悩みとしてありそうですので、今後、これらの悩みに対する研修会の講演テーマとして考えていければと思っています。

●懇親会
そのあと場所は移動し、懇親会を開催して、労使で懇親を深めました。

●施設見学
2日目は、泉ケンタ議員を通じて衆議院会館の会議室と国会見学を手配いただき、国会議事堂の見学を開催しました。

●国会議員との懇談
また国会見学後、北神けいろう議員と泉ケンタ議員による国政報告ならびに意見交換を開催しました。私たち働く仲間の声を国政に届けて、政策制度を実現していく取り組みが重要なことを再認識でき、国会議員と直接懇談できる貴重な場となりました。

●さいごに
今回は、私たちJAM電機部会労使研修会のために、公務に大変お忙しい中、国会議員との懇談として貴重な場とお時間とお話をご提供いただきました北神議員、泉議員に感謝申し上げます。
またパネル討論の企画・運営にご尽力いただきましたJAM安河内会長、またパネリストとして貴重なお話をいただきました澤田さま、浅井さま、松上さまに感謝申し上げます。
私自身いろんな観点で様々な気づきが得られた大変有意義な研修会となったと思っています。きっと参加者もそのように感じられていると思います。新型コロナウイルス感染症が5類移行となり、次年度以降も対面開催を基本とし、皆さんにとって有意義な研修会となるよう、テーマ選定をはじめ企画・運営に努めていきます。
最後に、企画・準備・運営いただきました中部エリアの皆さま、伊藤担当、ミヤコ国際ツーリストの野牧さまに感謝申し上げます。
(記:事務局長 松本康)

2023年度第2回東日本エリア会議

2023年5月19日(金)に、2023年度第2回東日本エリア会議を開催しました。

・情報交換会 出席者14名(対面14名、リモート0名)

横河電機労働組合(東京)の労働組合会館をお借りして、対面100%での開催となりました(ハイブリッド開催の準備を進めていましたが、リモートでの参加はありませんでした。)。5/8に新型コロナが5類に移行したこともあり、その影響もあったかもしれません。今回は、対面ならではのコミュニケーションの良さを活かした情報交換会となりました。

今回が初参加のメンバーもいたため、皆さんの自己紹介も含めて、各単組・企業の状況共有を厚めに行いました。参加された皆さんの会社がどんなことをしているのか、どのような取り組みを労組で進めているのか、などを改めて知ることができました。

皆で事前に出し合った「今、気になっているテーマ」についてのディスカッションでは、組織(会社・単組)内で議員活動を行う場合の処遇について、テレワーク手当の水準や時差勤務制度の導入について、時間単位有休の導入状況について、(来年度の)初任給について労使で確認していること、など今回も幅広いテーマでの情報共有・質疑を行うことができました。

・見学、視察

横河電機株式会社の本社にお伺いして、ショールームとグローバルレスポンスセンターを見学させていただきました。
ショールームでは、会社の沿革やこれまでの製品の歴史にも触れることができ、
またグローバルレスポンスセンターでは最新のサービスを提供している様子なども見学することでき、
盛りだくさんの会社見学となりました。
ガイドいただいた皆様、段取りいただいた皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

・夕食懇親会

エリア会議終了後には夕食懇親会も開催しました。初参加のメンバーも迎え、会議の場だけではできなかった色々な話もすることができ、まじめさ・楽しさ盛り合わせのエリア会議を締めくくりました。

2023年度第1回東日本エリア会議

2022年12月22日(木)~23(金)にかけて2023年度第1回東日本エリア会議を開催しました。

DAY 1:情報交換会 出席者19名(対面17名、リモート2名)

今回はアズビル(株)東北支店(仙台)を本会場とし、対面とリモート(Zoom)併用の開催となりました。対面での参加者が増えてきたこともありますが、ハイブリッド開催の良さを活かした有意義な情報交換会となりました。

各単組・企業の状況共有から始まり、皆で事前に出し合った「今、気になっているテーマ」への回答の共有を中心に、多くのディスカッション・質疑を行いました。
今回は、物価上昇局面での2023春闘に向けた情報交換が主になりましたが、物価上昇分の要求についての考え方や、会社との要求・協議のやり方、一時金の交渉における業績連動の考え方、学歴ごとの初任給水準、など数多くのテーマが集まりました。

また、タイムリーな話題だけではなく、情宣でのSNSの活用状況や、年間のカレンダー設定協議など、労働組合としての継続的な課題など、様々なテーマについて幅広い情報共有・意見交換がされました。

会議終了後には夕食会も開催し、仙台グルメとともに、情報交換会以上?の交流会となり、東日本エリアメンバーのネットワークがますます強化されたDAY1となりました。

DAY2:見学・視察 出席者11名

2日目は、現地の見学・視察を行いました。

・JAXA角田宇宙センター

人工衛星を大気圏外まで運ぶロケット。このロケットの心臓部となるエンジンの研究・開発を行っているのが角田宇宙センターです。H-ⅡAロケット等に搭載する液体ロケットエンジンの研究開発および試験を行うほか、人工衛星用の液体アポジエンジンや小型球形個体ロケットモータの研究開発も行うなど、日本のロケットエンジン技術の向上に貢献しています。

宇宙センターの職員の方にガイドいただき、宇宙センターの歩みや、ロケットエンジン・燃料タンクの実物などを見学しました。

・被災地見学(亘理町)

東日本大震災において、亘理町は震度6弱を観測し、それに伴う大津波で町の約48%が浸水し、306名もの尊い命が奪われました。このような悲劇を二度と繰り返さないために、震災の記憶を構成に語り継ぐことにより、多くの方に防災意識を持ってもらいたいという思いで「3.11震災語り部の会ワッタリ」は取り組みを続けています。

震災記録映像のDVDを観たあとに、語り部の方に当時の雰囲気や、実際に体験されたことをお話いただきました。また、実際に復興の道を歩んでいる街並みや、鎮魂の記念碑、今後のもしもの時に備えて整備された避難公園などをバスで巡り見学しました。

いずれの見学・視察も、現地でその空気を肌で感じながら、見たり、聞いたりすることで、当時の実際の雰囲気や、関わられている皆さんの気持ちまで伝わってくるような貴重な経験になりました。参加された皆さんも、ありがとうございました。

2023年度第2回西日本エリア会議

2023年4月5日(水)にJAM電機部会2023年度第2回西日本エリア会議を開催しました。新型コロナの感染症法上の位置づけが、5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行する事が決まり、JAM電機部会西日本エリアの活動範囲を広げて、今回は、電機部会元事務局長の井上様(島津労組元副組合長)のご厚意とお取り計らいにより、島津製作所 基盤技術研究所(けいはんな)にて、8単組17名の方に参加頂き、研究所の見学と、エリア会議の開催をしました。最初の研究所見学では、みらい共創ホールにて、建物ができたプロセスや、建物のイメージを掴んでもらう為に、井上様よりパワーポイントにて説明を頂きました。その後の研究所の見学では、説明で有った現場研究員の皆さんからの要望で、欲しい物事をすべて取り込んだ、この様な所で働きたいと思う事を具現化した、様々な(スペース)の見学をしました。建物は、3つのエリア(ラボ・リフレッシュ・オフィス)を通りで分けられており、3つのエリアを行き来することによって、働く人の意識を変える構造に建てられています。(SHIMADZUみらい共創ラボは第35回日経NEWオフィス推進賞を頂いているそうです。)

エリア会議では、最初に、議長、部会長より、研究所見学の受け入れをして頂いた島津製作所、島津労働組合への感謝と、歴史的なベースアップ春闘である事、コロナ禍が明けつつあり、皆さんと交流できる機会が増え、懇親を深め益々のエリア、電機部会の発展を目指していきたいと、挨拶を頂きました。次に、JAM本部より春闘の進捗状況報告が有り、例年にない高いベースアップ水準になっている事、例年なら水準が徐々に下がっていくのだが、今回は下がっていない事が伝えられた。各単組報告、情報交換会では、今回初めてエリア会議に参加するメンバーがおられましたので、参加者全員に自己紹介を含めた各単組の春闘状況や組織課題などについて意見交換をしていただきました。話題に上がった件名は、定年延長について、初任給引き上げについて、業績連動について、若手社員の退職についてなど、各単組ではどのように取り組んでいるかの意見交換、情報共有を行いました。最後に、電機部会として、まじめさ楽しさをしっかりと実行して、みんなで部会を盛り上げていきたいと思っていますので、引き続きのご協力をお願いする。と事務局長の挨拶で会議を絞めて戴きました。

懇親会も、大変盛り上がり、西日本エリアの結束を図れた、有意義な会議開催でありました。準備していただいた島津製作所、島津労働組合の皆様には、大変感謝いたします。ありがとうございました。

2023年度第1回中部エリア会議

中部エリア会議は3月24日(金)、2023年度第1回目のエリア会議を開催しました。今回も対面とオンラインのハイブリット形式で行い、10単組14名が参加しました。

冒頭の挨拶で佐藤中部エリア議長は、「コロナ禍の制限も解除されてきており、対面で多くの皆さんと顔を合わせることができて嬉しく思う。エリア会議は肩ひじ張らずに自由に意見交換できる場にしたいので、気楽に参加してもらいたい」と参加者に呼びかけました。

会議では、各組織の企業状況、春闘の交渉状況、組織課題等の共有と意見交換を行いました。意見交換では、初任給是正に対する考え方や、各組織での組合費のあり方についてなど、活発な議論が交わされました。

その後は懇親会の会場に場を移し、久しぶりにアクリル板越しではない交流を楽しみながら、次回の労使研修会の幹事エリアとしての決意を共有することができました。

次回のエリア会議は7月~8月を予定しています。

会議の様子

オンラインでも参加

3年ぶりの対面!!リアルとオンラインのハイブリッド開催!! 巷で注目される「心理的安全性」について労使で理解を深める 第1回労使研修会(2023.2.12~13)

2023年2月12日(日)友愛会館およびWeb会議システム(Zoom会議)のハイブリッドにて、2023年度第1回労使研修会を開催し、45名(労側35名、使側9名)の方が参加しました。

■スケジュール■
2月12日  講演会・(労使)情報交換会:友愛会館(東京)、夕食懇親会:東京プリンスホテル
2月13日  施設見学:高エネルギー加速器研究機構(KEK)(つくば)

■参加者■
<労側>30単組・35名
<使側>8企業・9名

■講演の主旨と概要■
人材育成・組織開発などにおいて「心理的安全性」の注目が高まっています。コロナ禍で加速した市場の変化に伴い、企業は事業変革が求められ、新たな価値創造や更なる生産性の向上が求められるようになりました。また、私たちの労働環境も変化し、テレワーク(リモートワーク)が本格導入されたことによるチームのコミュニケーション不足が課題となり、昨年の講演テーマでもあったメンタルヘルス不調、若手社員の離職、ハラスメントの増加、などにつながっている面もあります。
労働環境を問わず、生産性を向上しチームで目標を達成する、そのために誰もが気がねなく発言でき活発に議論できる組織風土づくりが今各企業に求められており、労使共通の課題にもなっているのではないでしょうか。そもそも「心理的安全性」とは、(堅苦しい言い方をすると、)チーム内で発言や指摘をしても(それが的外れな意見であっても)他のメンバーに拒絶や非難される不安がなく、安心して意見を発せられる状態を指しており、人間関係の悪化を招くことがない安心感が共有されていること、単なる仲良しチームではなく、目的達成のために安心して活発に意見交換ができるチームであること、という概念だそうです。
この「心理的安全性」について、かみ砕いてわかりやすく戸村先生にご説明いただこうと思っています。本講演が皆さまの組織の発展につながることを期待しています。労使共に、多く方の参加をお待ちしております。

●はじめに
「今年度はリアルにこだわりたい」との総会にて確認された通り、労使研修会として3年ぶりに対面開催となりました。ただ、コロナ禍が収まったわけではなく、各社各労組で対応がさまざまな状況である中で、オンラインも併用したハイブリッド型での開催としました。
以下にその様子を報告します。

●労使代表幹事あいさつ
まず、熊谷労側代表幹事からは「休日の中出席いただき感謝する。3年ぶりの集合型で皆さんにお会いできてうれしく思う。今回は対面出席が難しくオンライン出席の皆さんもお会いできるのを楽しみにしている。まずはトルコシリアの大地震の被災者にお見舞い申し上げる。そしてロシアウクライナ侵攻や中国ロックダウン、部材難入など先々の不安定感が増す中、さらにエネルギーや食費をはじめ物価高騰もあり、春闘にて賃上げの労使交渉を真摯にお願いする。そして講演は3年連続、もうおなじみの戸村先生に心理的安全性についてお話しいただく。今回はリアル戸村先生ということで、先生よろしくお願いする。そして明日は私のワガママもあって素粒子の最先端研究施設である高エネルギー加速器研究機構(KEK)の施設見学である。懇親会を含めて、まじめさ楽しさ盛り合わせの労使研修会となるようご協力をよろしくお願いする。」とご挨拶いただきました。
また石井使側代表幹事からは「コロナ禍でもリアル開催できることになって喜ばしいことである。着実にアフターコロナに向かっており、会社も少しずつ進めていかないといけない。賃上げについては、物価高もあり対応必要だが、先々の不透明な状況の中会社としてどうしようかと思っている。従業員の生活を守るため、当面の賃上げ、先々の人的資本投資、などなどこの後の情報交換会も有意義なものとしたい。講演内容の心理的安全性についてはハラスメント対応をどうしたらいいのか課題に思っているところも多い。従業員がどうすれば会社でより活躍してもらえるのか考えるヒントとなれば。」とご挨拶いただきました。

 

●講演
今回の講演は、
◎テーマ:心理的安全性への向き合い方 ~労or使ではなく人間として大切な取り組み
◎講師:日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 戸村智憲さま
でした。
3年連続でご登壇いただいた戸村先生。今回は初のリアル戸村先生でしたが、心理的安全性について人間としての大切な概念であること、経営的あるいはダイバーシティの視点での心理的安全性を高めるための組織づくりには、相手を責めずに問題を解決することが重要であること、心理的安全性を高める戸村流「ベクトル&ガードレール・アプローチ」の紹介など、今回においてもわかりやすくお話しいただきました。

●情報交換会
講演の後は、労使でそれぞれ分かれて情報交換を行いました。(労側:春闘関連の情報交換、使側:JAM春闘方針説明・情報交換、他)
労側では、これから迎える春闘に向けて物価高騰を踏まえた要求案の方向性なども情報交換しました。情報交換会の中で、最近特に若手社員の離職が増えていることが各労組共通の悩みとしてありました。今後、これらの悩みに対する研修会の講演テーマとして考えていければと思っています。

 

●施設見学会
2日目は、まだ工場見学を再開している企業がない中、施設見学会として茨城県つくば市にある高エネルギー加速器研究機構(KEK)を見学してきました。素粒子の最先端研究施設でしたが、浜松ホトニクスをはじめ電機部会加盟企業も関係する施設で身近に感じられました。

 

●さいごに
久しぶりの対面開催、皆さんにお会いできてうれしい反面、最初どう接すればいいか戸惑いを感じた部分もありましたが、すぐに皆さん、コロナ前の関係を取り戻せたようでした。今年度はリアル開催にこだわって、次回以降も対面開催を基本としますので、皆さんとお会いできればと思っています。電機部会としては今回、オンラインとのハイブリッド開催というはじめてのケースの中、企画・準備・運営いただきました東日本エリアの皆さま、伊藤担当、ミヤコ国際ツーリストの田中さまに感謝申し上げます。
(記:事務局長 松本康)

KEK集合写真

2023年度第1回西日本エリア会議

2022年11月9(水)にテラサキ労働組合の組合事務所にてJAM電機部会2023年度第1回西日本エリア会議をリアル(対面)にて開催いたしました。

前日11月8日に大阪府では警戒度「黄信号」に引き上げられましたが、感染防止対策を実施した上で、7単組10名の方にご参加いただきました。議長、部会長からのご挨拶では、10月30日に行われました電機部会総会参加の御礼と、エリア会議、リアル参加で久々に皆さんにお会いできてうれしい事。WEBとリアルを使い分けて、しっかりと感染対策を実施して、出来る時には、リアルでの会議を実施していきたい事。物価上昇がガンガン来ている春闘では、組合員の生活を守る為、しっかりと要求していきましょう。そして、懇親会での料理は、中華の料理長(陳 歩 梨泰院)さんに振る舞ってもらう事の、お話を頂きました。本部報告では、津田弥太郎さん旭日重光章の受章についてと、連合方針をベースとして、各産別の春闘方針進捗状況についての報告をして頂きました。

単組報告では、今回もリアル対面で、初めてエリア会議に参加するメンバーもおられましたので、自己紹介を交えた報告をして頂きました。各単組からの報告内容は、営業みなし労働、営業手当、サービス手当、借上げ住宅、社宅に住める資格、出張手当、業務提携、資本提携、有給の付与、賃上物価上昇、若年層の離職、高齢者雇用、積立年休制度、価格転嫁、年間労働日数、など多くの内容について、西日本エリアで情報の共有を図り意見交換を致しました。会議の後、懇親会をテラサキ労働組合事務所にて開催し、おいしい(陳 歩 梨泰院)さんの手料理を堪能しながら懇親をさらに深めました。そして、交流会では楽しさてんこ盛りで、おおいに盛り上がり、西日本エリアの結束を図れた、有意義な会議開催でありました。準備していただいたテラサキ労働組合の皆さま、料理長(議長)には、大変感謝致します。ありがとうございました。

2022年度第3回東日本エリア会議

2022年10月8日(土)に第3回東日本エリア会議を開催しました。
今回はアズビル(株)大崎事業所(東京)を本会場とし、対面とリモート(Zoom)併用のハイブリッド開催となり、計14名(対面10名、リモート4名)が参加し情報交換を行いました。

今回も、皆で事前に「今、気になっているテーマ」を出し合い、その回答の共有を中心に、多くのディスカッション・質疑を行いました。
ディスカッションのテーマとしては、各単組・企業の状況共有のほか、エルダー社員(高齢者)の雇用状況、闘争積立金の積み立て状況、JOB型の人事制度導入状況、テレワーク制度の導入にあたってのポイント、物価上昇への対応状況、執行部の選出方法、など数多くのテーマ挙げられました。
今回も、タイムリーな話題だけではなく、労働組合としての継続的な課題など、様々な内容について幅広い情報共有・意見交換がされました。また、残念ながら当日は出席できませんでしたが、事前に回答を共有していただいた方もいたり、皆さんの協力により有意義な情報共有の場となりました。

対面開催を再開し、電機部会らしい「(まじめさ楽しさ)盛り合わせのてんこ盛り」の部会活動により、最も活動的な部会をめざそう-電機部会第24回総会・電機部会労使会議第23回総会(2022.10.30)

2022年10月30日(日)Web会議システム(zoom会議)にて、JAM電機部会第24回総会・JAM電機部会労使会議第23回総会を開催しました。
★参加人数★
【部会第24回総会】労側:27単組・34名
【労使会議第23回総会】労側:27単組・34名、使側:8企業8名

●はじめに
部会活動として、各エリア会議では少しずつ対面での開催を行ってきましたので、今年の総会はなんとしても対面で開催をしたかったのですが、まだ新型コロナウイルス感染の終息は見えず、各社各単組の対応も定まっていない中で、労使が出席する総会であることを踏まえて、やむを得ず、今年の総会も昨年と同様にWeb会議システムを用いたオンラインでの開催としました。来年こそは対面での開催を行いたいと感じた総会でした。以降で総会の様子を報告します。

●第24回総会
総会の冒頭では、熊谷部会長より「コロナ感染者は減ってきているが、今年もオンラインでの開催となったこと恐縮する。各社各単組で対応が定まっていない中、使側を含めての総会であることを鑑み集合開催は難しいと判断し昨年と同様にオンラインでの開催とした。一年間お会いすることなく過ぎてしまったが毎年言っているが来年はぜひみんなと会えることになれば。いずれにせよ部会活動は集合とオンラインを併用しながら今年も電機部会らしく『(まじめさ楽しさ)盛り合わせ』がてんこ盛りの活動を継続していきたい。また村田きょうこの取り組みに感謝申し上げる。なお、本日で退任される方が3名いらっしゃる。一度もお会いすることなく退任される方もおられるが大変お世話になった。また、新任の方、一緒に活動していきたい。」とご挨拶がありました。

本総会では2023年度の活動方針・活動計画が議案の中心となりました。”電機部会らしく”をモットーに、今年は集合型の開催を基本として、『「(まじめさ楽しさ)盛り合わせ」のてんこ盛り』の活動を継続し、業種別部会の中で一番活発な部会をめざそうということを満場一致で確認されました。同様に、他の議案(文末参照)についても満場一致で確認されました。

なお、本総会を持って、電機部会の役員を3名の方が退任されました。
幹事:武田英己さん、清水良幸さん、田中好さん
これまでの部会におけるご活躍に感謝いたします。

●労使会議第23回総会
冒頭、熊谷労側代表幹事より「今年もオンラインでの開催であり、この一年は労使幹事会も書面開催となってしまい申し訳ない。今年は対面開催を進めていきたい。村田きょうこの当選に向けた労使での取り組みに感謝する。これから政策制度実現の取り組みを進めていきたいし使側もご協力をお願いする。また20周年記念事業も状況を見ながら検討を進めていく」とご挨拶がありました。
また、石井使側代表幹事より、「休日であるにも関わらず感謝申し上げる。コロナ感染状況は今落ち着いているというもののまた増加傾向にある。状況を見極めながらも、皆さんと交流を深められるとよい。社会情勢は不安定であるが、労使でしっかりと話をして何が最も従業員・組合員を守り、会社の業績につながるかを考えていく必要がある。また生産性の向上、人的資本の情報開示への対応など取り組むべき課題もあり、部会を通じて様々な情報交換を進めていきたい」とご挨拶をいただきました。

さらに、JAMの安河内会長にも労使会議の総会にお越しいただき、「日頃は電機部会としてJAMの活動にご理解ご協力いただき感謝する。また夏の参議院選挙の取り組み、村田きょうこを国会へ送ることができ感謝する。村田きょうこは新人ながら既に大活躍している。そして春闘である。連合方針は、足元の物価上昇だけを見て5%という方針を言っているわけではない。日本の将来、ものづくり産業の今後のことをふまえてのことであり、こういう状況下であることを鑑み、労使が真剣に建設的に話し合ってもらいたい。リモート開催であるが、力強い活動方針を確立いただければ。」とご挨拶を頂きました。
なお、全ての議案については満場一致で確認されました。

また本総会にて、1名の方がご退任されました。
使側幹事:加藤肇さん
これまでの部会におけるご活躍に感謝いたします。

【議事】JAM電機部会第24回総会
1.主催者代表あいさつ
2.JAM本部代表あいさつ(労使会議総会の中で一括)
3.報告
(1)2022年度活動報告
(2)2022年度一般会計・分担金会計・特別会計報告
(3)2022年度分担金会計・特別会計 監査報告
4.議案
(1)2023年度活動方針・活動計画に関する件
(2)2023年度予算に関する件
(3)役員交代に関する件
(4)表彰に関する件

【議事】JAM電機部会労使会議第23回総会
1.主催者代表あいさつ(労側・使側)
2.JAM本部代表あいさつ
3.報告
(1)2022年度活動報告
4.議案
(1)2023年度活動方針・活動計画に関する件
(2)役員交代に関する件

(記:事務局長 松本康)