オンラインでの感動にはじまり「現地に行きたい」という声の多かった知覧特攻平和会館をリアル見学!!戦争の悲惨さ、命の尊さ、平和の大切さをさらに実感した記念事業にふさわしい労使研修会に 第2回労使研修会(2024.5.16~18)

2024年5月16日(木)~18日(土)鹿児島知覧他にて、2024年度拡大第2回労使研修会を開催しました。今回の労使研修会は、20周年記念事業の海外視察の代替え行事として開催しています。
今回の研修会は26名(労側23名、使側3名)の方が参加しました。
以下写真や感想で振り返ります。

■スケジュール■
5月16日(木)
羽田・中部・神戸の3空港より出発
→ 鹿児島空港で合流後、専用バスにて移動
→ <昼食>
→ 知覧特攻平和会館見学
→ (夕食・宿泊)指宿白水館

5月17日(金)
ホテル発専用バスにて移動
→ 知覧武家屋敷見学
→ さつま無双(株)見学→ <昼食>
→ 薩摩藩島津家別邸「名勝仙巌園」見学
→ (宿泊)鹿児島ワシントンプラザホテル
→ ホテルにチェックイン後に全体で夕食

5月18日(土)
ホテル発専用バスにて移動
→ 霧島神宮参拝
→ <昼食・見学> 高千穂牧場散策
→ 鹿児島空港で解散
→ 羽田・中部・伊丹の各空港へ帰路

■参加者■
<労側>17単組・23名
<使側>3企業・3名

■開催趣旨と概要■
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期していた部会結成20周年記念事業の海外視察は、新型コロナウイルス感染症が5類移行となったため、2024年度中に実施するべく部会三役を中心に検討を進めてきましたが、コロナ禍の影響や円安および物価高による費用高騰、また来年度には25周年を迎える時期に来ている等諸般の事情により実施を見送ることとしました。その代替行事として第2回労使研修会を国内にて2泊3日の拡大版で開催することとしました。
開催地(研修先)は、コロナ禍の2021年7月にリモート開催した労使研修会でオンライン”仮想”見学した鹿児島県南九州市にある知覧特攻平和会館の”リアル”見学がメインです。当時の研修会後のアンケートでも「実際に行ってみたい」という声が多かった施設です。
第二次世界大戦の終戦から78年が経ちましたが、世界各地で内戦や紛争が絶えません。ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの侵攻など、多くの人命が失われています。こういうときだからこそ、少しの間普段の生活・職場を離れ、日本の戦争の歴史を振り返り、一人ひとりが平和について考えるきっかけになれば幸いです。
また部会結成20周年の節目を祝うとともに部会加盟労組の慰労と次の周年に向けて結束をあらためて確認するべく、特攻平和会館他に鹿児島各所を巡って学びと研鑚を深めてきました。

●知覧特攻平和会館をリアル見学を通じて(参加者の感想)
・隊員たちの遺書を読み、家族への感謝や詫び、国を護るために決死の決意がしたためられていて、身が引き締まる思いがした
・特攻作戦という日本の歴史を改めて認識し、この歴史があって今があるということを強く感じた
・今回リアルで見学して、戦争の悲惨さ、平和の大事さを改めて痛感することができた
・オンラインで見るのと違い、その空気感は行かないと感じられないものである
・もちろんドラマや小説等でも話としては知るところではあったが、実際の遺書や写真などを見ていて、なんとも言えず切ない気持ちになった
・気軽に使っている必死という言葉について、今一度考えさせられた
・特攻隊はもちろんですが、送り出す家族、周囲の方々、上官、それぞれの方々に想いを馳せた時、後に残るのは、特攻に出る・出す苦悩、戦争の無意味さ、そして平和の尊さであった
・特攻隊をはじめ当時の方々の努力や犠牲の上に今の平和な日本があることを今一度自分自身も考え、家族や周囲にも伝えていきたい
・オンラインでの参加時も感動したが、リアルに見学した事で、戦争の悲惨さや個人毎の色々な思いを知る事ができ、改めて感動した
・個人的には「お国のため」「戦争は負け方が大事」などの言葉で正当化され、1000人以上の若い命が特攻という行動をとった(とらなければならなかった)、という部分に怖さを感じた。当時の日本や世間の雰囲気からの目に見えない圧力のようなものが、人の考えや行動に大きな影響を与えること、と同じように、今の世の中でもそういった雰囲気や言葉から、他者の思考や行動に良くない影響を与えてしまう、ある種のハラスメントのようなことは身の回りにも幾らでもありそうなので、改めて自分の行動(立ち居振る舞い)を見直していきたいと感じた
・拝見した手紙や遺書の数々は、どれも力強く、残される家族や恋人を募ったものばかりで、「明日、自分は必ず死ぬ」という状況の中で、そういった言葉を残していった、今の自分よりも遥かに若い人たちがいたことを思うと、言葉にならない気持ちになった

●さいごに
今回は、20周年記念事業である海外視察の代替事業の意味もある労使研修会でした。海外視察が諸般の事情で難しい中、皆さんの声を受けて実現した知覧特攻平和会館へのリアル見学、それ以外にも結成記念事業としての鹿児島各所での食事・見学など、一連の行程の中で、参加者一人ひとりが今回の旅を心から学び楽しんでいただいたことで部会加盟20周年のお疲れ様とこれからの部会発展への祈念にもなったと思っています。まさに「まじめさ・楽しさ盛り合わせ」のてんこ盛りの電機部会らしい研修会でした。
これもひとえに今回の企画・準備・運営いただきました仁木議長はじめ西日本エリアの皆さま、伊藤担当、ミヤコ国際ツーリストの野牧さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
(記:事務局長 松本康)

2024年度第2回中部エリア会議

中部エリアは4月19日(金)、名鉄岐阜駅周辺のレンタルスペースにおいて2024年度第2回エリア会議を開催し、10単組14名が参加しました。

会議では、各組織より春闘状況や、労使の課題、また価格転嫁の取り組みなどについて意見交換を行いました。春闘については、多くの組織が昨年以上の賃上げを獲得できた状況を共有しました。一方で、賃上げの方法については、一律ベースアップという組織が多い中、年齢層で配分を変更している組織、独自の賃金モデルを目指す組織もあり、人への投資のあり方について議論を深めました。

会議後には、懇親会場の焼肉店に場所を移し親睦を深めました。焼肉をソウルフードと自称する長野県飯田市からの参加者からは「美味しい焼肉のコツは、好きなように焼いて好きなように食べること」とのアドバイスがあり、それぞれが思い思いに最高級飛騨牛に舌鼓を打ちながら、楽しい夜を過ごしました。

次回のエリア会議は7~9月を予定しています。

会議の様子①

会議の様子②

2024年度第1回西日本エリア会議

2024年2月8日(木)琵琶湖グランドホテル会議室にて JAM電機部会2024年度第1回西日本エリア会議を開催いした。今回は、長期にわたりコロナ禍でエリア活動が制限されたこと、そして、エリアの仲間達と初心に戻り、「顔合わせ・心合わせ・力合わせ」を確認し、ひざを突き合わせて1泊での24春闘必勝会議を8単組12名が参加しておこなった。
会議では、初めて電機部会に参加されたメンバーより自己紹介をしていただき、その後に各単組の24春闘の要求内容について報告をしていただきました。宿泊ということで、皆さんより意見が多く上がり1単組50分を超える意見交換が行われ、さすがに借りていた会議室だけでは意見交換が終わらず、部屋に戻っても、温泉でも意見交換をしている方もおられました。春闘前のじっくり意見交換ができる宿泊会議で、24春闘団結して目標に向かって頑張ることを誓い合い、非常に充実した西日本エリア会議を開催することができました。ご参加の皆さんありがとうございました。

夕食懇親会でエリアの団結を深めました。