中部 2016年度第3回会議(福島視察) 行う

中部エリア会議は7月24日(日)から25日(月)にかけて、2016年度3回目の会議を東北で行い、7単組12名が参加した。

今回は、東日本大震災から5年が経過した現状を認識し、それぞれの活動の糧とすることを目論み、連合福島・澤田副事務局長のアテンドを頂き、東日本大震災での津波や原発事故の被災地を視察した。

福島第1原発の近隣と北西方角の地域は今なお「帰還困難区域」とされ、幹線道路の全ての脇道にはバリケードが張られ、雑草が生い茂り、時間が止まったままの様な風景や、「居住制限区域」でも広大なスペースに除染廃棄物が納められ、袋の寿命を迎えようとしている黒いフレコンバッグの山積みを目の当たりにし、改めて心を痛めた。

一方、海岸にほど近い地域では、壁と屋根しか残っていないボロボロの建物を眺める傍らで、新たな住宅建築や防潮堤工事など、復興に向けた人々の力強さを感じた。 また、楢葉町に7月に開所したばかりの、原子力災害対策センターを見学することもできた。

今回の視察では、4月に発生した熊本地震にも重ね合わせ、地震による二次災害の爪痕の大きさを、脳裏に焼け付けことになった。

なお、初日の会議では、政策・制度の取り組みに関してや、労働者の休息に関する意見交換を行った。

帰還困難区域居住制限区域

中部 2016年度第3回会議(福島視察) 行う」への1件のフィードバック

  1. 参加された皆さん、お疲れ様でした(特に長距離運転していただいた中島さん)。
    未だ変わりない震災の爪痕は、これからの防災・減災の重要性はもちろんのこと、復興に向けた取り組みの必要性を改めて認識しました。
    今回回らせていただいたコースの一部をこの夏季休暇に家族でトレースし、我が家の子どもたちもしっかりと脳裏に焼き付けたようです。

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