2019年度第3回中部エリア会議の開催

中部エリア会議は、8月4日(日)・5日(月)に、13単組17名が参加し、2019年度第3回目の会議を長野県上田市内で開催した。1日目は情報交換、2日目は中部エリア会議では数年ぶりとなる工場見学を行い、松山株式会社殿の工場を拝見した。
1日目の冒頭の挨拶で熊谷部会長は、「前日の電機部会第2回労使研修会では、頻発する自然災害への備え、防災・減災について学んだ。いかに我々が日頃から防災に対して準備出来ていないかを思い知らされた。この研修で危機感を持ったと思うので、しっかりと家庭・企業の防災に役立てて頂きたい。また、長岡花火大会(長岡空襲、中越地震などの相次ぐ自然災害に対して、鎮魂・慰霊、平和への祈り、復興を祈念するための花火大会)を観賞し、電機部会のもっとうである“まじめさ、楽しさ、盛り合わせ”も図られたと思うので、今後も労使研修会への参加をお願いしたい」と述べた。
各単組からは、企業・単組・春闘状況の報告があり、米中貿易摩擦、日韓貿易問題の影響により、ここ数年の堅調さに陰りが見えてきたとの見解が相次いだ。ただし、今春闘・一時金への影響は、まだ及んでいないとの報告だった。その後、独身者の帰省手当、時間単位年休、時短勤務などの規約や制度に関する各社の対応について意見交換も行われた。
会議後には懇親会を行い、翌日見学した松山労組の吉村副委員長と島滝書記長も参加され、JAM農建機部会の様子も伺いながら、それぞれの組織課題について、より深い意見交換が行われた。

2日目は、松山株式会社殿の工場見学を行い、Niploブランドのトラクタ用各種作業機の製造現場を拝見した。工場は、上田市の自然豊かな丘の上に山林も含めた広大な敷地があり、鉄材より板金、プレス、溶接、塗装、組み立て、出荷まで全てが行われている。松山は社是に“発明考案してよい品をつくり、農業の躍進に貢献する”とあり、「農家の苦労を知り、農家に楽な仕事をして欲しい」との思いから、日々努力しているとの話が印象的だった。
最後に、熊谷部会長が自前のドローンで空中撮影を行い、工場見学を締めくくった。

 

 

2019年度第2回中部エリア会議の開催

中部エリア会議は、5月10日(土)に、8単組11名が参加し、2019年度第2回目の会議を名古屋市内で開催した。

冒頭の挨拶で佐藤中部エリア議長は、「米中貿易摩擦の影響を労組として注視していく必要がある」また、大津市の園児事故に触れ、「園児が犠牲となった痛ましい事故だった。ものづくりの観点で見れば、人間は必ずミスを犯す。安全装置やセンサーの開発などを進め、早く自動運転を可能にして欲しい。社会に貢献できる企業を目指していくことが必要」と今後のものづくりの重要性を語った。

また、JAM伊藤担当からは、2019春闘の情勢報告があり、「昨年同様に中小労組が頑張っている。大手労組の回答後も、回数を追うごとに賃上げは増額している。また、特に小規模なところは、従業員を確保するために、極端な給与アップやベースアップを行うところも出てきている」と今年の春闘の特徴説明があった。

その後、各単組からは、企業・単組・春闘状況の報告があり、米中貿易摩擦の影響もあり先行きは不透明だが、企業状況は昨年並みで推移しており、春闘交渉も昨年同様かそれ以上の回答を得ている単組がほとんどであった。また、各単組からは、コンプライアンス、事業統合に関する報告や、ユニオンショップ協定、初任給是正、復職制度、介護手当、海外出張手当、テレワーク、残業規制などの課題や問題点が報告され、意見交換を行った。会議後には懇親会を行い、それぞれの組織課題について、より深い意見交換が行われた。

2019年度第1回中部エリア会議の開催

中部エリア会議は、1月20日(日)に新たに交代された役員も加わり、11単組15名が参加し、2019年度第1回目の会議を名古屋市内で開催した。冒頭の挨拶で八木事務局長は、「春闘での使側の考え方が変わってきている。ここ数年、官製春闘と言われ政府主導としてきたが、今回、経団連会長は、賃上げはきちんと労使の決定でやるべきと明確に打ち出してきている。人手不足は進み、有効求人倍率は1.5倍を超え、中小企業がこの春闘で賃金をきちんと確立していかなくては、日本の物づくりが危ないのではないかと感じる」と強調した。
企業・単組状況報告では、出席の11単組より報告があり、今期はまだ好調を維持しているが、米中貿易摩擦等の影響も出てきており、来期の見通しは不透明との見解が相次ぎ、明らかに潮目は変わっているとの判断をしていた。また、各組織の課題や、昨年の秋闘結果、今春闘要求に関する意見交換では、家族手当の見直し、男女間の賃金格差是正、60歳以降の賃金ベースなど、問題点への対応や取り組み報告がされた。今春闘では、出席の全単組はベースアップ要求をしていく方向だが、考え方や具体的数字に関しては、独自性をもって取り組みを行っていくとのこと。
会議後には懇親会を行い、それぞれの組織課題について、より深い意見交換が行われた。

2018年度第3回中部エリア会議の開催

中部エリア会議は、9月1日(土)に11単組17名が参加し、2018年度第3回目の会議を浜松市内で開催した。冒頭の挨拶で大川部会長は、「田中ひさや氏必勝に向け、我々が伝道師となり、部会として本部・地方JAMとの連携を図っていく」と組織内議員の必要性を強調した。また、今期限りでJVCケンウッド労組の執行委員長を退任し、それに伴いJAM電機部会の部会長も退任するとの話があった。挨拶が終わると、3年に亘る部会長のご尽力に感謝し、全員より拍手が送られた。
企業・単組状況報告では、出席の11単組より報告があり、昨年度の決算に続き、7割の単組が、引き続き好調との報告があった。また、各組織より出された課題での意見交換では、赴任時における家族同伴の有無や、障がい者雇用の状況、住宅手当、定年延長・再雇用者の手当について各単組の状況を確認した。特に住宅手当については、導入の有無が二極化しており、過去の経緯や運用の条件など、活発な意見交換がされた。
会議後には懇親会を行い、執行部のなり手不足など、それぞれの組織課題について、より深い意見交換が行われた。

2018年度第2回中部エリア会議の開催

中部エリア会議は、5月11日(金)に10単組13名が参加し、2018年度第2回目の会議を名古屋市内で開催した。冒頭の挨拶で八木事務局長は、「春闘は、賃上げ平均額が2015年に次いで2番目に高い数字となっている。特徴としては、300人未満の組織が全体平均より40円程上回っており、中小組織の取り組みが目立っている。また、政府の動向もあり、定昇を含めキッチリ3%で妥結している組織が散見されており、政府の考え方などの雰囲気が漂っている」と述べた。また、来年の参議院選挙にも触れ「田中ひさや氏の支持政党はまだ決まっていない。連合の動きを見ながら決めていくが、我々としては、組合員と田中ひさや氏の距離を縮めていくことが重要」と強調した。
企業・単組状況報告では、出席の10単組より報告があり、昨年末からこの春にかけての決算期では、7割の単組が、過去最高益や好調との報告を会社より受けているとの話があった。好調さに付随して、春闘の賃上げや一時金の月数も増加傾向にあり、企業業績の好調さが伺えた。また、家族手当から子ども手当への見直しを図っている単組も散見され、労働諸条件などの情報交換も積極的に行われた。
会議後には懇親会を行い、それぞれの組織課題について、より深い意見交換が行われた。

2018年度第1回中部エリア会議の開催

中部エリア会議は、1月14日(日)に14単組20名が参加し、2018年度第1回目の会議を名古屋市内で開催した。冒頭の挨拶で八木事務局長は、「春闘も本格的となってきた。賃上げをしていくにあたって、大きなポイントを皆で共有していくこととなる。国政主導で、大手企業では賃上げを実施していくと明確にしているところもある。国の税制改正の大綱では、総額人件費の3%以上の賃上げをすれば税制の優遇を行うとしているが、実は減価償却の90%以上の設備投資をしなくてはいけないとの、ダブルの条件となっている。ただ、労使交渉の中で、国の制度に頼り過ぎることが全てではないと感じる。昨年とあまり変わらないように見える春闘だが、人材不足などから、会社にとっても賃上げのメリットがあり、賃上げの必要性がより明確になってきている春闘だと感じる。このことをどう会社に伝えていくかが鍵であり、エリア内・地区協内での共有を図り、賃上げを実施できるよう頑張って頂きたい」と述べた。
JAM本部の伊藤担当より2018春闘方針について説明があり、その後の企業・単組状況報告では、出席の14単組より報告があり、36協定・特別条項付協定の上限時間問題や、家族手当から子ども手当への見直し課題、賃金制度の見直し課題などが出され、3時間に亘り情報交換を行った。また、営業手当や出向先での役職手当についても意見交換をした。
会議後には懇親会を行い、それぞれの組織課題について、より深い意見交換が行われた。

 

 

2017年度第3回中部エリア会議の開催

中部エリア会議は9月10日(日)に、11単組15名が参加して、2017年度3回目の会議を名古屋市内で開催した。
冒頭の挨拶で大川部会長は、「先般の定期大会で安河内氏が新たにJAM会長に就任し、新体制がスタートした。また、第25回参議院比例選挙での組織内候補者として、田中ひさや氏を擁立していくことを決定した。地方・部会としても当選に向けた工夫をし、何としても当選させなければならない。一方、働き方改革関連法案に関しては、高度プロフェッショナル制度、裁量労働制度の拡大など、JAMとしても反対署名などの活動を展開していく。組合員の健康を守ることが第一である」と述べた。
その後の企業・単組状況報告では、出席の11単組より報告があり、予定時間をオーバーする3時間にも亘り意見交換がされた。内容としては、少し前に話題となった就業前のラジオ体操の開始時間や、パートの雇止め、再雇用者の組合員化、転勤規定、家族(扶養)手当、Jアラートへの対応、参議院選挙の考え方など、各単組より共有話題が提案され、それぞれの単組の現状を報告するなど情報交換を行った。会議後には懇親会を行い、それぞれの組織課題について、より深い意見交換が行われた。

2017年度第2回中部エリア会議の開催

中部エリア会議は48()に、12単組16名が参加して、2017年度2回目の会議を岐阜市内で開催した。

冒頭の挨拶で大川部会長は、「春闘は厳しい状況。自動車総連、電機連合共に昨年を下回る結果。回答日直前に具体的な数字が出されるなど、相場が見えない交渉だった」と述べた。

2017春闘のベア交渉では、世間相場を気にしている企業も多く、中部エリア会議の中でも自動車大手の数字を超える回答は難しいと判断した企業が散見された。

各組織の企業状況は二極化の様子であり、多くの組織で労働環境・条件の整備などの課題も見られ、それぞれの悩みも報告された。また、インターバル規制への取り組みについてヒアリングを行ったが、制度化されている企業は一部に留まっている状況。

会議後には懇親会を行い、それぞれの組織課題について意見交換が行われた。

2017年度第1回中部エリア会議開催

大川部会長の挨拶写真

中部エリア会議は1210()に、10単組15名が参加して、2017年度1回目の会議を名古屋市内で開催した。

2017春闘方針については、闘争と交渉の考え方の違いや、個別賃金要求に対する重視年齢、ベースアップの根拠など多角的視野での意見交換がされた。

また、各組織の企業状況は二極化の様子であり、年末一時金に注視してきたが、多くの組織で労働環境の向上や条件整備などの課題への取り組みも見られ、それぞれの悩みも報告された。

会議後には懇親会を行い、それぞれの組織課題について、より深い意見交換が行われた。