自然災害への備えを学ぶ-2019年度第2回労使研修会(2019.8.3-4)

2019年8月3日(日)ホテル飛鳥(新潟・長岡)にて労使研修会を開催し、44名(労側36名、使側8名)の方が参加しました。この労使研修会は「頻発する自然災害への備え ~労使それぞれの立場において~」と題した講演会、長岡花火大会見学というスケジュールですすめました。

—–講演の主旨と概要—–
今回の労使研修会の会場として設定した新潟県長岡市では、長岡まつり大花火大会が8月2日・3日に開催されています。この大会は、茨城土浦・秋田大曲とともに日本三大花火大会と言われています。これら2つは競技花火大会ですが,長岡まつり大花火大会は鎮魂・慰霊を目的とした花火大会です。長岡は、1945年8月1日の長岡空襲(山本五十六連合艦隊司令長官の出身地である長岡が爆撃された)、および2004年中越地震・2007年中越沖地震とたびたび起こる中越地方での大きな地震を経験しました。長岡まつり大花火大会は戦争あるいは相次ぐ自然災害に対して、鎮魂・慰霊、平和への祈り、復興を祈念するための花火大会として開催されています。
近年、大地震や台風といった自然災害が頻発し、私たちJAMの組合員においても残念ながら2名の方の尊い命を失いました。被災された方々も多く、通常の日常生活に戻るために苦労を強いられました。
この長岡花火の鑑賞、危機管理教育研究所による講演を通じて,私たちは平和,頻発する自然災害への備えについてどのように思い、従業員・組合員に何を伝え、何をすることができるのか。このことを自らが考えるきっかけになればと思います。
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まずは、研修会の開催にあたって、労組それぞれの代表幹事よりご挨拶頂きました。

続いて、国崎信江講師(危機管理教育研究所 代表・危機管理アドバイザー)による講演会です。


参加された方々は、「初動対応を確実にする”ファーストミッションボックス”」の重要性や、「型にはまりすぎた避難訓練の効果のなさ」に納得されていました。
※この研修会に欠席の方、資料をお渡しできますので、事務局までご連絡ください。

講演会のあとは、労使それぞれに分かれて情報交換会を開催しました。労側は、前段の講演会を聴いたうえでの感想やそれぞれの企業での被災体験について、意見を交わしました。

最後に、会場を川辺にうつして、長岡花火大会を鑑賞し大きく美しい花火に酔い浸っていました。


<撮影:熊谷部会長>

(記:事務局長 八木佳紀)

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