2017年度第3回東日本エリア会議

2017年8月6-7日に大阪にて第3回東日本エリア会議を開催し、10単組12名にご参加いただきました。

1日目はJAM西日本会館にて、7月に実施した第2回労使研修会の報告と参加単組の近況報告ならびにテーマ別ディスカッションを行いました。近況報告では、会社状況や各単組の働き方改革への取り組みなどをご報告いただき、テーマ別ディスカッションでは、年次有給休暇の取得率向上、積立休暇制度の比較などについて議論しました。各社、日数や使用条件にて独自の制度設計されており、勉強になりました。

2日目は堺市にあるシマノ本社工場を見学させていただきました。台風が接近する中、電車とバスを乗り継いでやっと辿り着いたその工場は、工場というよりも美術館といった趣の広いエントランス、幅が20mほどある木張りの階段を降りると、裏側にある小型のシアターのような部屋に案内され、創業から現在の工場の姿になった変遷を会社概要映像でご説明いただきました。

その後、構内の見学となりましたが、文字通りガラス張りの工場内部は究極に自動化され、ほとんど人の姿がなく、部品や完成品の無人搬送車が走り回っていました。また、板金、鍛造などを行う工程があるのに、室温が26度に保たれているという環境も人に優しいものでした。屋上にはハーブが植えられ、外部通路はウッドデッキと、デパートの屋上と見紛う景色が広がっていました。

自転車通勤を推奨されているということで、1Fの一角には室内駐輪場があり、シマノパーツで組み上げられた高価な自転車も数台見受けられました。

今まで見てきた工場とのギャップに終始圧倒され、まともに質問も挙げられないという恥ずかしい思いをしました。

全ての工場のあるべき姿ということはないとは思いますが、一つの理想形ではないかと思います。